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美容室で髪型をうまく注文できない方へ『ボブ』編 part1

スタイリスト歴10年以上の美容師がみなさんのお悩みにお答えします。
美容室で髪型をうまく注文できない方へ、美容師さんとお客様の間に起こりやすい認識の違いや、注文の時のお勧めフレーズを載せています!お客様からの声を元に、伝わりにくい『ボブ』について解説します。いつも注文がうまく出来ない方は是非参考にして見てください!
『ボブ』スタイルは、変幻自在でいろんな形や長さがあります。
微妙なニュアンスがうまく伝わらずに、
美容室で、『注文したイメージと少し違ったな?』と思った事はありませんか?
『長さはいいけど、この形じゃなかった』ということもお起こりがちです。
お客様の思い描いている『ボブ』と美容師さんが汲み取ったボブに違いがあると、
仕上がりのイメージに『差』が生まれてしまい、『注文したイメージと少し違ったな?』ということが起きてしまいます。伝わりにくい『ボブ』の理由を解説していきます。













1.『ボブ』はデザインの幅が広い!
2. 惑わされやすい『流行のボブ』
3.『出来る』『出来ない』を知ろう

4. まとめ


1.   『ボブ』はデザインの幅が広い!

『ボブ』はデザインの幅が広い!デザインによって印象の違いがある!
一言に『ボブ』といってもいろんなデザインがあります。わかりやすく5つの例を紹介します。


『前下がりボブ』・・・後ろ髪短く前が長い『カッコイイシャープ』


『前上がりボブ』・・・顔まわりが短く襟足にかけて長い『ふんわり柔らか』


『ショートボブ』・・・ショートとボブを足したスタイル『スッキリしたスタイリッシュな』


『ワンレンボブ』・・・すその長さが均一で段差がない『フラットでコンパクト』


『やや長めのボブ』・・・少し長さのあるミディアム寄りのボブ『ロブ』とも言われている


このように『ボブ』は長さや形によって、様々な印象になります。
※この5つの例以外にもたくさんのデザインや切り方があります。

4.   惑わされやすい『流行のボブ』

時代によって『流行のボブ』が変わる!
時代が変わると同じ形でも呼び方が変わったりのする!

若い頃に流行していたものも時が経つと、『懐かしいあの頃のデザイン』になります。
『流行のデザインは』時代によって移り変わっていきます。
『ボブ』にも流行があります。
上記の5つの例にもあるように、様々な形や長さがあり、『流行のボブ』は時代によって変わります。
ということは『今のボブ』と『それ以外のボブ』が存在しています。
『このボブじゃなかった』という問題は、この『流行のボブ』の認識の違いによって生じいる場合もあります。
『流行のボブにしたい』というお客様もいますし、『流行のボブにしたいわけではない』というお客様もいると思います。
どんなボブにしたいのかを伝えて、『今のボブ』にしたいのか『それ以外のボブ』にしたいのかを明確にしましょう。
また、同じ形でもでも時代によって呼び方が変わってしまうこともあります。言葉だけだと、イメージの共有がうまくいかないこともあるので気をつけましょう。

流行がわからなくても安心!美容師さんに聞いてみよう!
『今どんなボブが流行っていますか?』
と美容師さんに聞いて見ましょう!写真等で説明してくれるはずです。
『あっこれこれ!この形!』と思うかもしれませんし、『これじゃない!』と感じるかもしれません。

自分が思っていたボブが『今のボブ』なのか『それ以外のボブ』なのかを知ることが出来ます。
『この形以外のボブはありますか?』と聞いて見ましょう!
美容師さんとイメージをすり合わせて希望を叶えましょう。


4.   『出来る』と『出来ない』を知ろう















お客様の Beforの髪の状態によって、『出来るデザイン』『出来ないデザイン』があります。

上記の通り、いろいろな点を考慮してお互いにイメージ共有がうまく言ったとしても、
お客様のBeforの髪の状態によっては『出来るボブ』と『出来ないボブ』があります。
髪型は襟足からトップまでの髪の重なりによって作られています。
この重なりが、『ボブ』の丸さとボリュームに関係があるので、襟足の長さがあっても、
中間とトップが短かった場合や、削ぎが入りすぎている場合は希望の形が『出来ない』こともあります。
『つむじの位置』『毛流れの強さ』『頭の骨格』『おでこの広さ』『クセの有無』などいろんな要素を踏まえながら、カットしていきますが、長さとボリュームが足りなお場合は希望の『シルエット』にすることが難しい時もあります。希望を叶えてあげたくてもカットだけではどうしても『出来ない』こともあります。

美容師さんに聞いてみよう!
『このデザインにしたいのですが、近づけることは可能ですか?』
と美容師さんに聞いて見ましょう!
何が出来て、どこが出来ないかを説明してもらいましょう。
『パーマをかければ出来ますよ』や『分け目を変えれば出来ますよ』や『もう少し伸ばせばできますよ』などいろんなアドバイスをしてくれるはずです。

美容師さんも色々
『出来る』『出来ない』は、美容師さんによっても異なります。
『前回は、断られたけど今回はできると言われた』という経験がある方もいると思います。
また、『前回はできたのに、今回は出来なかった』ということもあると思います。上記で、髪の状態にもよるとお伝えしましたが、一人一人の美容師さんのキャリアやテクニックの違いによっても『出来る』『出来ない』があります。


5.   まとめ

初めて行く美容室で、自分の希望をうまく伝える事が難しく感じている方も多いと思います。みなさんの美容室での注文が少しでもスムーズになれば良いなと思い、今まで担当させていただいたお客様のお悩みを踏まえながら、『ボブ』スタイルについて書かせていただきました。美容室での注文の際に一つでも、お役に立てれば幸いです。














Writed by

TAEKO KANAZAWA
金澤 多恵子

詳しいプロフィールはこちら↑
栃木県出身。山野美容芸術短期大学卒業後、
『M.TANIGUCHI CERTO店』に入社。
2017年『hair make salon style.』をオープン。
美容師歴は10年以上、0歳から90歳以上のお客様を担当。悩みの多い髪質のお客様の味方。通常のサロンワークはもちろんのこと、メイク、着付け、ブライダルまで、幅の広い知識と技術で対応できるオールラウンダーのスタイリスト。







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