美容オタクによるこだわりコラム

種類が多くてわかりにくい!?流さないトリートメント種類別効果を美容のプロが解説!


種類が多くてわかりにくい!流さないトリートメントを美容師が簡単に解説。
『使ってみたいけど、種類が多くてわかりにくい!』『自分の髪質や髪型似合うものが知りたい』
というお客様の声がとても多い【流さないトリートメント(アウトバストリートメントとも言います。)】について、
わかりやすく美容師がご紹介します。
流さないトリートメントの選び方や注意点について詳しくはこちらをご覧ください


1.流さないトリートメントって何ですか?
2.種類別流さないトリートメントの特徴
3.流さないトリートメントの失敗談
4.まとめ



1.   流さないトリートメントって何ですか?

|流さないトリートメントとは?
流さないトリートメントとは、アウトバストリートメントとも呼ばれていて、その名の通りお湯で洗い流す必要のないトリートメントのことです。シャンプー後のお風呂上がりのドライヤー前の濡れた髪につけて使用したり、
朝のお出かけ前に乾いた髪につけることができます。
種類もたくさんあり、効果効能も様々で、良い効果がたくさんありますが、
種類が多くて選びにくいという声をよくお聞きします。
現在では、【オイル系】【クリーム系】【ミルク系】【バター系】【ミスト系】などの種類があります。
以前よりも効果も多種多様になり、【ツヤ感】【タメージ補修】【くせ毛用】【まとまり】【熱から守る】等の
様々な効果があります。















2.   種類別流さないトリートメントの特徴

|種類と特徴を知ろう!
種類と特徴を知って、選ぶ際に役立ててください。
5つのタイプの違う流さないトリートメントの特徴を解説していきます。

1.オイル系

オイル系は何と言っても【ツヤ】がでます。
手に出した時はベタつきを感じますが、乾かした後ツルツルした手触りの仕上がりになるものが多いです。
髪をコーティングする力があるので、【指通り】も良くなります。
べたっと重くなりにくく、失敗しにくいので初心者向けです。
今まで使っていなかったけど始めてみようかなという方は、オイル系がおすすめです。















2.クリーム系

【しっとり感】【まとまり】が欲しい場合はクリーム系がおすすめです。
重めの仕上がりがお好みの方や、まとまり重視の方に向いています。
他のものに比べると少し伸びにくいので、均一につけるのがうまくいかない方もいます。
乾燥毛の方におすすめです。硬毛の方が使用すると、柔らかな質感になります。
軟毛の方はつけすぎるとべたっとしてしまいがちなので注意しましょう。















3.ミルク系

【しっとり感】があり【伸びがいい】のがミルク系です。
クリームよりも水気が多く、髪にもなじみやすく全体に伸ばしやすいです。
やや重めの仕上がりがお好みの方や、しっとりウエットな仕上がりを求める方に向いています。
ウエーブ系のパーマスタイルの方にもおすすめです。
パーマによる乾燥を防ぎながら、パーマのウエーブ感も出せるので便利です。















4.バター系

人気の高いバター系は万能です。バターの性質上、クリームの【しっとり感】とオイルの【ツヤ感】を両方持ち合わせています。【保湿】【ツヤ】同時に手に入れられます。
しかしバター系は、少し出した時が固めなのでうまく手の平に伸ばせないと、ベタつきが出てしまったり、ムラについてしまうこともあるので、
手のひらで温めてオイル状に溶けてから使うとうまくいきます。
ものによっては、髪につけた後にハンドクリームのように手を洗い流さなくていいものもあります。















5.ミスト系

広がりがよく、ロングヘアーや多毛の方におすすめです。さらっとした仕上がりで、ベタつきにくいものが多いです。
髪の内部に働きかける補修効果が高いのあるものもあります。
ミスト系は成分が何かに特化しているものや、色々な効果をミックスしている物があるので、
パッケージをしっかり見て確認しましょう。
例としては、【速乾系】【サラサラ系】【熱ダメージ系】【ダメージ補修系】【香り重視系】など、効果効能が幅広いです。














 

3.  流さないトリートメントの失敗談

|お客様から受けたご相談をご紹介

一番多いお悩み
「とにかくいろんな種類の商品を持っているが、良いと感じたものに出会えていない」
このケースは、目的がはっきりしていないままパッケージや新商品という広告で購入してしまいがちな方が多いです。
効果が感じられないと少し使っては使い切らないまま置いてあるという方もいらっしゃいます。

アドバイス&改善方法
目的を決めて購入することをお勧めします。どんな仕上がりになりたいのか?を決めて購入すると失敗しにくいです。
また、どうなりたいのかを伝えて、髪のプロに詳細を聞いてを商品を紹介してもらうのも一つの手です!
2、3回で使用をやめずに、一定期間継続して使用して見ましょう。


細毛・くせ毛・乾燥毛のお客様の例
「ネットの口コミを見てサロン専売品を購入したが、ベタベタ、ペタッとしてボリュームが出ない」
「ネットではくせ毛におすすめと書いてあった」
「合わないけど捨ててしまうのは勿体無い」
カウンセリングすると、まず使用方法が間違っていました。(根元付近から必要以上の量をつけていた)
さらに、購入した商品が硬毛向きのもので細毛の方には適していませんでした。

アドバイス&改善方法
「合わないけど捨ててしまうのは勿体無い」とのことでしたので、今回の場合は
もともと出していた量の3分の1の量に減らしていただきました。
また付け方も、根元を外した髪の中間から毛先の、傷んでいるところのみにつけるように使用方法を変え、
最終的には、使用中のものが使い終わったら、髪質に適したものに変更して髪の状態が改善しました。

流さないトリートメントの選び方について詳しくはこちらをご覧ください
 

4.   まとめ

流さないトリートメントにはたくさんのいい効果があります。しかし、ご自身の髪似合わないものを使用してしまい自分で自分の髪質を取り扱いにくくされてしまう方や、いろいろ使ってみたけど自分に合うものに出会えなかった方がいらっしゃいます。ドライヤーの前に使う流さないトリートメントを正しく選んで、正しく使えば、今までより髪の扱いやすさが変わってきます。いずれもメーカーによって、内容成分に違いがあります。種類が多くて選べない時は、お気軽にご相談ください。

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困った時のみんなの味方
頼れるTEAM STYLE.最後の砦
TAEKO KANAZAWA
金澤 多恵子

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